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Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する

さて、Rockchip系搭載のAndroidのパラメータ変更である。
使うツールは、RK3xxx Firmware Tools ですけど、ぶっちゃげると手動でも出来ると言えば出来ます。
面倒くさいだけで。
 




 
ただまあ、パラメータ変更するにはファームウェアが必ず必要という事だけは変わりありません。
無い場合は、出来ない、、、、と思うw
そもそもシステム領域のアドレス変えるので、無理だと思うよ。
(自信無しw)

前の記事からの続きでやりますけど、GPD G5Aの公式ファームウェアのパラメータを弄ります。

パラメータとは?
( ̄-  ̄ ) ンー
ここで言う所のAndroid端末で、始めから割り当てられているプログラムの場所や容量ですか?
(ほんと、良く判っていないw)
それらの数値を変更して、快適にしようって事。

ちなみに、GPD G5A 4.1.0のファームウェアだと、デフォルトでは端末容量はこれ。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_1244630.jpg
総容量が8GBなのですが、system領域が2GBしかなく、残りが内蔵SDに割り当てられています。
アプリをインストールする場合には、system領域にインストールする為に、今時の容量がデカいアプリ(Androidゲームなど)などがインストールする事が出来ません。
もしくは、2、3個入れただけで、容量が足りなくてインストール出来ませんとか言われます。

microSDなどが使えない端末ならまだしも、G5AはmicroSDが使えますので、内蔵SDはそんなに容量が無くてもいいやという考えで、内蔵SDからsystem領域にちょいと貰っちゃおうという改造です。


ま、相変わらずの事ですが
自己責任でな!



RK3xxx Firmware Tools でのやり方。
起動して、ファームウェアを展開します。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_130277.jpg
展開した後に、Single toolsボタンを押す。

押した後に、今度はParam. toolsボタンを押します。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_1312373.jpg


パラメータツールが起動します。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_1315723.jpg


起動したら左上の項目から、File→Openを選び
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_1325357.jpg
tempフォルダ内のAndroidフォルダ内のparameterファイルを選びます。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_1354894.jpg


開きますと、こんな感じ。(GPD G5Aの場合)
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_1374261.jpg
変更するのは、Partitions項目なので、一番下までスクロールさせます。

これで見やすくなりましたので、変更します。
弄る項目は、userdata の size です。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_13203255.jpg

デフォルトだと、2048になっています。
PCに詳しい方は、あーなるほど!となりますが、要はこれがsystem領域の容量になります。
デフォルトだと2GBなのでこうなります。
何で2048?というのは、まあ、察しろw
2進数なのでねぇ、、、

1MB=1024KB
1GB=1024MB

が、細かくいうと正解ですので、2GB=2048MBって話。

本題に戻りますが、、、
これを増やせば、system領域が増えますが、G5Aの場合、総容量は8GBですが、8GBフルに使えるわけではない。
(これもHDDの使用出来る値がw)
まあ安全な所で、倍の4GB(4096MB)に変更しようと思います。
数値を、4096にします。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_13244057.jpg
すると、何という事でしょう!
userdataから下のoffsetアドレスも自動的に変更されます。
(赤枠内)
つまり増やした分、offsetアドレスがズレるので、それも計算して自動修正してくれるツールであると思っていただければ。
自分でやる場合は、これを自分で計算してoffsetアドレス変えないといかんのよね。
(^ー^;
offsetアドレスは、16進数です。

変更したら、saveを選択し、保存します。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_13292926.jpg
保存する場合に、parameterファイルに上書きでもいいのですが、別名にして保存しておけば、後々修正が楽です。
自分で、いろいろな容量のparameterファイルを作る事も可能ですし。

再構築する場合には、ファイル名は parameter しか認識しない為に、他の名前付けておけば大丈夫です。

無事にファームウェアの再構築が終わり、書き込んでみるとこうなります。
Rockchip系のFWを弄って、パラメータを変更する_d0019792_13334135.jpg
めでたく変りましたとさ!
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

これで、大量にアプリをインストールする事が出来る様になります。
中華端末は、何故かsystem容量を少なくしている端末が未だに多いので、ファームウェアがある端末でsystem容量が少ない場合には参考になるかもしれません。
(o^-')b


 

by nekoz_nkz | 2015-06-18 12:31 | Android | Comments(1)

Commented by Norihide at 2015-06-18 17:24 x
ねこzさん、有り難うございます!
凄い勉強になりました。
自動でオフセット値変えてくれるのは便利すぎますw
今度やってみます。

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